私たちは、自らの醜い煩悩によって真実の光を見ることができず、自分の眼が閉ざされていることすら気付くことができません。ですから、周囲を明るく照らす火の光は、心の奥底までも知りつくし、どろどろとした迷いの闇をくまなく照らして真実に向かわしめる知恵の光明なのです。また、火の熱は如来さまの慈悲を表わし、お慈悲のぬくもりが私たちの固く閉ざした心を解きほぐしてくださいます。
Copyright (C) 2009 仏教文化情報センター「コア」. All Rights Reserved.
本サイト「真宗コア」に掲載の記事・写真などの無断転載を禁止します。著作権は仏教文化情報センター「コア」またはその情報提供者に属します。