赤ちゃんの誕生は、家族にとって何ものにも変えがたい喜びのひとつです。このかけがえのない命が健やかに育ってほしいと誰もが願うところでしょう。そうしたわが子の人生の出発にあたり、決して崩れることのない拠り所となる如来さまに参拝する式を「初参式」といいます。
初参式は、子にとっては人生のはじまりの仏縁となります。同時に、親にとっては親として生きる出発点となり、子によって与えられた仏縁となるのです。
一般的に世間では子が生まれて1ヵ月ほど経つと「お宮参り」に行く人が多いようですが、門徒なら人生にとっての大切な儀式だと心得て、初参式にお参りをしていただきたいものです。
初参式は満1歳ぐらいまでにお手次のお寺、本山、あるいは別院にお参りしてください。中には、日取りが決まっている寺もあるので、参拝する前に寺に連絡することをおすすめします。
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