2つのポイントを押えますので、日々の生活の中で考えてみましょう。
(1)浄土真宗にとって仏壇とは何でしょうか。
(2)「他家のみ仏様」とは何を指すのでしょうか。
(1)について、仏壇は、迷っている私の生活全体のよりどころとなる阿弥陀如来を安置するものです。あなたのいわれる(2)の「他家のみ仏様」とは何でしょうか?質問に「まつる」とあることから想像すると「位牌」では?もし、そうなら浄土真宗では位牌は用いません。なぜかというと、お仏壇は阿弥陀如来を安置するところで、位牌を安置するところではないからです。浄土真宗は「弥陀一仏」の教えです。私たちのご先祖は皆、阿弥陀様と同等のお浄土へ還られたのですから、礼拝の対象は阿弥陀仏だけです。ご先祖は直接の礼拝の対象とはなりません。これはご先祖を粗末にすることとは違います。阿弥陀如来の願いを通して、ご先祖の遺徳を偲ぶのです。
もし、お仏壇に位牌があれば「過去帳」に書き換え、位牌の処理は寺院のご住職に相談してください。
重要なのは、あなたのように今あるお仏壇の荘厳について考え始めることです。私を取り巻くすべてのことを新たに考え、気づかされていくのが、浄土真宗のみ教えの世界です。これを縁としてますます、お聴聞をされることを念じています。
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