浄上真宗では「冥福を祈る」や「草葉のかげ」といった言葉は弔辞や弔電には用いないと聞きましたが‥・。
(茉莉花vol.18)
浄土真宗ではお念仏申す身となられた方は、阿弥陀如来のお救いによって、この世においては必ず仏となる身と定まり、やがてお浄土に生まれさせていただくと教えられています。
ですから、死後の冥福(幸福)を祈ったり、死者が草葉のかげ(墓場のまわり)を迷うということは問題にしないのです。その他「昇天」「泉下」などの言葉も真宗では用いません。弔辞や弔電を出す方はもちろん、受ける方もこれらの言葉が儀式で表明されないよう十分配慮したいものです。