報恩講について簡単に説明をお願いいたします。また、報恩講のことを「お取り越し」ともいうのはどうしてですか。
(茉莉花vol.17)
報恩講とは、浄土真宗のみ教えを開いて私たちにお示し下さった親鸞聖人のご恩に報いるために営まれる、1年で最も大切な仏事です。
この報恩講は、本山では毎年、聖人のご正忌(ご命日[1月16日])にあわせて1月9日から16日までつとめられます。お寺や一般家庭では、一般に本山の法要に先立って営まれるため「お取り越し」ともいいます。努めて報恩講のご縁をもち、お参りをしましょう。