念珠(数珠)は、その昔、木の実などを糸に通して手に持ち、礼拝のときの経文の数を数えたり、自分の心中の煩悩へのいましめとしたものといわれています。ですから念珠の玉の数は煩悩の数といわれる百八つ、またその分数となっています。念珠のかけ方は、合掌のときは房を下にして両手にかけ、親指で軽く押さえます。合掌しないときは左手に持ちます。また念珠は大切な法具ですから投げたり、畳の上に直接置いたり、持ったまま不浄な場所にいくことはやめましょう。
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