余程の予定でもない限り、差し繰って、出席の返事を出しましょう。この際、自分の家族で何人出席するのかを明確に伝えます。故人との関係にもよりますが、親子、兄弟、孫くらいまでは、配偶者も出席します。その他についてどの範囲まで出席すべきかは、地域の習慣差もありますから、施主に直接尋ねても良いでしょう。
御仏前 | 金封または封筒に、「御仏前」と表書きをして、お金を包んでおきます。金額は、故人との関係や出席人数にもよりますし、地域によっても異なります。 |
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念珠・式章・ お経の本 | 念珠は必ず。式章やお経の本も持っていれば持参します。 |
お供え | 「御仏前」以外に、お花や果物、菓子類のお供えをするときは、当日持って行きます。故人が好きだったからといって、生臭物や酒、タバコなどの嗜好品はお供えしません。 |
添布施 | 施主がお寺さんに差し出す「御布施」とは別に、参席者がお布施をすることがあります。これを「添布施」といいます。その場合、金封または封筒に入れて、表書きは「御布施」、その下に名前を書いて、持参し、施主に言付けます。 |
服装 | 施主からの案内に服装の指定があれば、それに従います。 通常、四十九日までは略礼服などの黒い服装にします。それ以後の年回法要は、平服でも構いませんが、派手なものは避けましょう。 仏教的に服装に決まりがあるわけでなく、平服でも式章を着用することにより、仏前にふさわしいものになることを覚えておきましょう。 なお、華美なアクセサリーは着けません。 |
当日の注意 | 当日は持参品を忘れないようにして、法事の開始時間の少なくとも十分前には到着するように家を出ましょう。 到着したら、挨拶よりもまず、仏壇、本堂などの御本尊にお参りします。 次いで、施主に挨拶し、御仏前、添布施、お供えを差し出します。それぞれ所定の場所があれば、そこに置きます。 法事が始まる前に、携帯電話等の音が出る機械を音が出ないようにしておきましょう。 法事は施主だけで行うものではありません。参席者も積極的に法事に参加する気持ちが重要です。お経もできるだけ唱和しましょう。その他、浄土真宗の作法にのっとって法事に臨みましょう。 おときに参加したら、過度の飲酒は控え、羽目をはずさないよう気を付け、話題もできるだけ故人に関する思い出や、家族のこと、仏法のことなどにするよう注意します。 また、施主の迷惑にならないよう、適当な時間で席を立つようにしましょう。 |
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