かやぶきの本堂
かやぶきの本堂 山手久保の地が境内地となり、享保3年(1718)、本堂が再建された。この本堂は桁行六間四面でかやぶきの屋根であった。写真は明治43年5月親鸞聖人650回大遠忌法要をつとめたときのものである。 本堂の右にある建物は育英塾(後に洗心館と改める)で一階が教室、二階が寄宿舎であった。この学舎の右隣にもう一つの平屋建の教室が続いていた。 当時は、小学校以上の学習の場が少なかったので、県北や遠く島根・鳥取・山口からも学生が勉強に来ており、昼夜読書の声が絶えなかったと言われる。 この塾を始めたのは円浄寺第十世住職秋田薩雲である。 茉莉花VOL.15より(平成6年)
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