蓮光寺の「蓮華松」 広島市安佐南区長束
県指定の天然記念物(昭和29年指定)で、寛永7年(1630)に蓮光寺が現在の広島市寺町からこの地に移った際に記念として植樹したのがこのクロマツであるとされています。枝は本堂前庭を覆うほど大きく、県内でも有数の巨樹です。また、丹精こめて作られた美しい樹形は造園技術を伝える資料としても貴重です。 この松は蓮華の花が開いたように見えることから「蓮華松」と呼ばれたといわれていますが、その美しさを称賛した浅野候から『近江の名松唐崎の松も跣で逃げよ」との意から「洗足唐崎松」と命名されたと伝えられています。 その他、竜が臥しているのに似ていることから「臥竜の松」とも称せられていたようです。 茉莉花VOL.12より茉莉花VOL.10より(平成5年)
蓮光寺では戦前より、蓮華松のある境内で8月15日に盆おどりを行なっていました。左は昭和28年の盆おどり世話家の記念写真です。
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