金子みすゞの詩の町、仙崎を訪れて。
穏やかな遍照寺の倉本住職と坊守さん
「茉莉花春号vol.71」のふれあい訪問で金子の生誕の地である、
山口県長門市仙崎に訪れました。
仙崎は日本海に面し、潮の香りに満ちた漁港のある町です。
金子みすゞの詩が、この町で育まれたと思うと胸が高まりました。
今回、お話を聞きましたのは、金子みすゞのお墓がある、遍照寺の倉本優善住職さんです。
「金子みすゞの詩は普段、私たちが気が付かないことや、当たり前に思っていたことが、 どれだけありがたいことか気付かされます。
金子みすゞの詩の一つ『大漁』は、
大漁に喜ぶ、仙崎のにぎやかな町の様子がうたっている反面、
捕らえられた鰮は海の底で悲しんでいることを詩っています。
悲しさに温かみがあります。」と倉本住職のお話を聞き、
生活の中に生と死が身近にあることを、気付かされる時間でした。
心に染みるお話を聞き、遍照寺を後にしました。
ここは、ぜひ金子みすゞの詩にひたろうと一行は金子みすゞ記念館へ。 またそこで、金子みすゞの生涯を通じて詩を読むのも、またこころ温まりました。
これで、こころおきなく、帰路へ向かえると思いきや…。
仙崎は新鮮な魚がとれることで有名。シーサイドスクエアに隣接するお土産屋に立ち寄ることに。
たっぷり試食を堪能し、おみやげを買いました。
お腹いっぱい、胸いっぱいになり、仙崎を満喫ようやく帰路に向いました。
(ヤマトY.O)