こころの夜明け桑森 政利(広島県)
一、
恵みのひかり 身に浴びて
瞳にうつす 青い空
常にやさしい まなざしで
こころの扉 開かなむ
いのちの出会い 暖かし
二、
移ろう世にも 流されず
自然の摂理 備わりて
変らぬ笑顔 絶ゆるなし
名利に迷う こともなく
よき因縁にぞ 巡りあう
三、
人の痛みを 分かちあう
言葉にこめた 思いやり
素直なこころ 伝えあい
自己(おのれ)を知りて 生きゆかば
八正道にぞ 踏み入らむ
四、
道険しくも たゆみなく
信ずる道を ひと筋に
わが身のちから すべてだし
世のはらからに 役立てむ
三毒の身も 拓けなむ
五、
六趣輪廻の 世は悲し
互いに助け 思いやる
相互の信頼 基として
調和のこころ 育くまむ
火宅の生活(くらし) さらばいざ
六、
無漏地へ帰る 旅人の
こころと身体 癒しめる
灯りとなりて 支えなむ
わが佛性を 信じつつ
慈悲のこころ 養わむ
七、
生老病死の 身なれども
疲れ倒れし 人あらば
看取るこころ 失わず
生きる優しさ 胸に秘め
明日に向いて 進まなむ
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